フッ素が何らかの理由で劣化したか傷つき、その部分から剥がれてきたことが考えられます。

フッ素が剥がれる考えられる最も頻度の高い原因

● 金属ヘラで調理しフライパン表面にキズがついてしまった
● 金属のタワシや磨き粉( クレンザー )などで洗った
● 空焚き ／ 強火 の調理で過度に表面温度を高くしてしまった( 約 2 5 0 ～ 2 6 0 ℃ 以 上 )

いずれの場合にも小さな剥離がおき、そこからドンドン広がってフッ素効果が得られない状態。
つまり調理物がくっつきやすくなることになります。

フッ素塗膜加工の器物は、ホーローと異なり調理物の保存には不向きです。
それはフッ素塗膜の表面に目に見えないピンホールがあるために調理物の水分や塩分がピンホール
を通して中に入りこんでしまいます。するとアミノ基材を腐食して、ふくれやはがれを引き起して
しまいます。